プロフィール (2/4)

受験校も誰が決めたのか、、気づけば音楽高校へ入学。
思いがけず、クラッシック音楽漬けの高校3年間。流れには逆らわず音楽大学へ進学。卒業後も流れるように、特別専修生へ。

声楽・クラシックの良さはこの時もまだわかりませんでしたが、何かしら影響は受けるようで、ベルカント唱法という唱法を知り、(イタリアの伝統的な歌唱法。自然な呼吸法・喉に無理のない歌い方で低音から高音まで歌う事ができる唱法)その歌い方で歌えれば自然な声で綺麗に歌えるかも!という願いを持ち始め、卒業後も先生を探し声楽の レッスンに、通っていました。

ある日のレッスン終わりに先生から「イタリアに来週から2週間程行くのでレッスンはお休みしますね。」と知らされ、「イタリアっていえばスリの多い怖い国ですよね、そんな怖い国に私はよう行きません。」と話していたら「一緒に行く?」と先生と一緒にイタリアへ行く事になりました。

ウキウキとボローニャに着き、ローマやヴェネチア、フェレンツェ、ミラノへ行き、ローマのトレヴィの泉で、後ろを向いてコインを1枚投げるとまたいつかローマに戻る事ができる。と聞き、「戻って来たくはないけどね。」と言いながらコインを投げ入れ、写真を撮り、ボローニャに帰って来てレストランで先生と夜ご飯を食べていると突然先生から「あなたイタリアに住んでみない?」と、切り出され、ボローニャの空港に着いた時、「あ〜帰って来た」という不思議な気持ちになっていたのもあり、言葉はciaoとgrazieしか知りませんでしたが、何も考えず、何の不安もなく「んーいいですね!」と実家から出た事のなかった私ですが、スーっとイタリアに住む事を決めてしまいました。

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